精霊流し ~風頭自治会もやい船~

2020年08月19日 | お知らせ

 今年は新型コロナウイルスの影響で中止した自治会もある中、風頭自治会では、例年通りに執り行うこととなりましたので、緑風も参加しました。

 自治会の年中行事にも数える大きな地域行事として位置づけられており、緑風開設以来、毎年参加し地域の方との交流の場となっています。今回のブログでは、もやい船製作の作業工程から8/15当日の様子までご紹介します。


8/7 幸の風サロン(高齢者ふれあいサロン)での飾り作り

毎月1回、民生委員の方が中心となって風頭公民館で開催している幸の風サロンの中で、地域の方、地域の子供たち、社協の職員さんと共にもやい船に飾る飾り花を作成しました。

皆さん慣れた手つきで、あっという間に300個の飾り花を作りました。子供たちがいると活気がでます!

8/9 もやい船屋根製作

朝から地域の方々と屋根の製作をしました。朝から大雨に見舞われましたが、作業を始める頃には晴天に恵まれました。

まずは木材の寸法を計りながら切っていきます。今年は初めて電動ノコギリが導入されましたのでとてもスムーズでした♪

次に、これをビスと釘で組んでいきます。これがなかなか大変です。

屋根に簾を張り竹を被せます。

これで屋根半分完成です!この作業を2回行います。

こちらは箱提灯の作成の様子です。

この後の工程は、参加が難しく地域の方々にお願いしました。

そして、8/15 精霊流し当日です。

今年も立派な船が完成しました。日が沈むにつれ、多くの地域の方が『こも』を持参されました。

出発前に花火、船の最終調整を行い、いざ出発です。

船内はこんな感じです。大量のこもと爆竹を積んでいます。緑風からも大きめの職員が4名乗り込んだので、ちょっと窮屈でした。

1時間半程度で大波止の流し場に到着。ここで解体作業を行います。少し切なくなります。

これは帰路の様子です。夢彩都前の交差点付近です。オープンカー状態で風頭まで帰ります。 感無量。


 歴史ある長崎の伝統行事、精霊流し。今年も参加することができ、無事に風頭の船を流すことができて、私自身とても満足しています。

 地域と協同し、地域の社会資源として社会貢献を行うことも施設の理念として掲げています。また、参加する職員にとっても、長崎の伝統に触れることができる良い機会と捉えています。来年も是非、参加します。

施設長 本村崇幸